①の続き
Tier S+
◯ .96ガロン
長所は射程の長さと確定数2発。それはプライムシューター系やH3リールガン系をも上回る。理論値の高さは言うまでもないだろう。対して、最大の短所となるのは誰もが知ってのとおり、乱数による射撃時の弾ブレだ。困ったことにこれがまあ当たらないと。同じく弾ブレの大きいブキとして.52ガロンが挙げられるが、そこそこ連射速度のある.52ガロンに対して.96ガロンはその連射速度の遅さにより乱数の抽選回数が減り、これがまあ本当に当たらないと。連射速度の遅さというのは偏差撃ちの難易度と比例するため、乱数も相まって弾を当てることが非常に難しい。
ここまでの性能で見ればTier S+どころかTier Sにも及ばないくらいの微妙なブキパワーと評価するところだが、.96ガロンにはデメリットを大幅に削減してくれる相性抜群の相棒サブが搭載されている。スプラッシュシールドだ。シールドを挟んで安全圏から射撃することで実質的に乱数の抽選回数を増やし、時と場合によっては敵は為す術もない。最大の長所である射程と確定数2発を存分に活かして戦うことができる。
スペシャルの存在も忘れてはいけない。テイオウイカだ。完全無敵のその理不尽さは多くのプレイヤーによる数々の罵詈雑言を生み出してきた。ガチヤグラとガチホコバトルではほぼ確定防衛、ガチアサリやナワバリバトルでは確定で敵陣抜け → 味方スパジャン → ガチアサリほぼ確定シュートや敵陣塗り、といった具合に敵視点どうしようもない状況が生まれてしまう。この どうしようもない という表現は対戦ゲームにおいて最強の要素であるが、ここでは余白が足らないので、機会があればまた別の記事にしたためたいと思う。
◯ スプラシューター
初代スプラトゥーンより多大なる人気を誇っているスプラシューター。使いやすさ、確定数3発、そこそこの塗り力、サブは使いやすいキューバンボム。射程以外はどれも平均またはそれ以上のものをもっているだろう。そんな大人気ブキであるスプラシューターが憎まれる日が来るなんて、一体誰が予想しただろうか。。。
スペシャルに、理不尽の極みであるウルトラショットが搭載されてしまった。昨今ではスペシャル増加量アップのギアを積みウルトラショットの回転数を上げ、そこから運要素込みの巨大な当たり判定をもつ弾を飛ばすという従来のスシらしからぬ型に、スプラプレイヤーは阿鼻叫喚の毎日である。
理不尽要素というだけあって、これが本当に強い。ウルトラショットの理不尽さ、もとい強さに関して語るにはここでは余白が足らないので、機会があればまた別の記事にしたためたいと思う。(デジャブ)
シャープマーカーと同様、スペシャルでその射程の短さを補っているわけであるが、ウルトラショットはカニタンクと比較して、対他スペシャルに対して強いという点が最も注目されている。また、度重なるアップデートにより老化した硬直だらけのカニタンクよりも多少自由に動ける点、運キルが起こりやすいことからワンチャンスがあるという点などにより、スペシャル面では ウルショ(スシ)>カニ(シャーカー) と評価。メインやサブ込みの評価では スシ<シャーカー 、.96ガロンにまで劣ると見てTier S+の2番目と評価するに至った。
◯ L3リールガン
隠れ強ブキ。前作ではメイン性能アップによる攻撃力の上昇で疑似3確が実現し、数多くのプレイヤーに使用されていた厨ブキである。私はこのブキを度々「ハイスペックイケメンブキ」と呼ばせていただいている。
.52ガロンを上回る射程をもち、その射程と連射の早さから生まれる圧倒的塗り力。地上でのブレはゼロで、ジャンプ撃ちのブレはアクション強化で抑制することができる。おまけにスペシャルはカニタンク。
塗りもキルも非常に高水準でこなせるスペックをもちながらなぜこのブキは隠れているのか。。。おそらくそれは射撃時の微妙な硬直と、3点撃ちによる特殊な射撃方法による使いづらさによるものだろう。前作ではその使いづらさがメイン性能による疑似3確で補われていた。シャープマーカーが強いといわれることからもわかるとおり、使いやすさ というのはそのブキの最大値を引き出しやすく、安定して勝ちやすいというメリットがある。その点疑似3確のないL3リールガンは、癖のある部分が補えず使われることが少ないのであろう。このブキ最大値の高さを活かすには膨大な鍛錬が必要になる。
サブのカーリングボムの微妙さと、確定数が4発であるということ、それからスプラシューターの評価で書いたように ウルショ>カニ であることからS+の3番目と評価させていただいた。
以上がTier XおよびTier S+のシューターの個人的評価と見解である。12月より始まる新シーズンでは新たなブキが追加されるかつ既存ブキのアップデートも予想されるので、悲しいことにこのTier表はなくなってしまうも同然だが、涙をぐっと堪えて新たな環境を楽しんでいきたい所存である。
残り少ないDrizzle Season、楽しんでいきましょう。